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香具
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こうぐ
ふりがな文庫
“
香具
(
こうぐ
)” の例文
御伽羅
(
おんきゃら
)
の
油
(
あぶら
)
「
花橘
(
はなたちばな
)
の
香
(
か
)
につれ」て
繁昌
(
はんじょう
)
する
永斎堂
(
えいさいどう
)
が店先(中巻第四図)大小立派なる武士の
艶
(
なまめ
)
かしき
香具
(
こうぐ
)
購ふさまさすが太平の世の風俗目に見る如し。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「第一人相もよろしくない。どことなく
凄味
(
すごみ
)
がある。また、
知客
(
しか
)
が迎えたとき、禅家の作法もよくわきまえぬものか、たずさえている
香具
(
こうぐ
)
、
座具
(
ざぐ
)
、
袈裟
(
けさ
)
などの使い方にも、まごまごしおった」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
香具
(
こうぐ
)
渡世の仲間入を致したといわれては、何うも同役の者に聞えても
恥
(
はず
)
るわけなれば、仲間入の儀は
平
(
ひら
)
にお断りを申します、あなたも廉く売るときっと売れますよ、高く売れば品は
沢山
(
たんと
)
出ない
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
姉は仕事に疲れた弟を慰めようとして、暇のある時は、この家に伝わる陶器、漆器、
香具
(
こうぐ
)
の
類
(
たぐい
)
などを出して来て見せた。ある日、お種は大きな
鍵
(
かぎ
)
を手にしながら、裏の土蔵の方へ弟を導いて行った。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“香具”の意味
《名詞》
香道で使用する道具や器具。
匂い袋や焚き物に使用する白檀や麝香などの香料。
(出典:Wiktionary)
香
常用漢字
小4
部首:⾹
9画
具
常用漢字
小3
部首:⼋
8画
“香具”で始まる語句
香具師
香具山
香具売
香具店