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香々
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かう/\
ふりがな文庫
“
香々
(
かう/\
)” の例文
それは或
俚諺
(
りげん
)
の来歴を語つてゐるのである。「源士明いはく。俗に藪の中
香々
(
かう/\
)
といふ事あり。人熱田之事をひけどもさにあらず。
傭中之佼々
(
ようちゆうのかう/\
)
といふ語の転音ならむ」
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
また
此
(
こ
)
の
計
(
はかりごと
)
なかるべからず、
此
(
これ
)
で
唯
(
たゞ
)
初音
(
はつね
)
の
鳥
(
とり
)
を
煮
(
に
)
て、お
香々
(
かう/\
)
で
茶漬
(
ちやづ
)
るのならば
事
(
こと
)
は
足
(
た
)
りよう。
座
(
ざ
)
に
白粉
(
おしろい
)
の
薫
(
かをり
)
をほんのりさして、
絽縮緬
(
ろちりめん
)
の
秋草
(
あきぐさ
)
を
眺
(
なが
)
めよう。
無地
(
むぢ
)
お
納戸
(
なんど
)
で
螢
(
ほたる
)
を
見
(
み
)
よう。
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
香
常用漢字
小4
部首:⾹
9画
々
3画
“香々”で始まる語句
香々美