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饗庭
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あえば
ふりがな文庫
“
饗庭
(
あえば
)” の例文
文章は、上巻の方は、三
馬
(
ば
)
、
風来
(
ふうらい
)
、
全交
(
ぜんこう
)
、
饗庭
(
あえば
)
さんなぞがごちゃ混ぜになってる。中巻は
最早
(
もう
)
日本人を離れて、西洋文を取って来た。
予が半生の懺悔
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
武蔵の村々に
饗庭
(
あえば
)
という地名かまたは家名が多いが、相場もこれと同じく、ともに
道饗祭
(
みちあえまつり
)
すなわち邪神祭却の祭場のことであろう。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
夜半、旗本の
饗庭
(
あえば
)
氏直は、彼のむねをおびて、直義のいる
八幡
(
やわた
)
へ馬をとばして行った。あとの尊氏は、魚見堂で眠りについた。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さらに気を変えて飄逸の方面を物色すると、まず
饗庭
(
あえば
)
篁村翁を挙げたい。翁の性格の如くその筆蹟もすこぶる飄逸で、無邪気な、
恬淡
(
てんたん
)
な翁独得の妙味があります。
明治世相百話
(新字新仮名)
/
山本笑月
(著)
副級長の
饗庭
(
あえば
)
芳子という美しい娘が、啓吉を見てにこにこ立ちあがって来た。
泣虫小僧
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
▼ もっと見る
丁度其処へ
饗庭
(
あえば
)
——これもお前の、よく知った人だ。
別れたる妻に送る手紙
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
万一、かかるあいだに
頭
(
こう
)
ノ
殿
(
との
)
(
直義
(
ただよし
)
)が破れ、
宰相
(
さいしょう
)
(尊氏)の中軍も突かれなどしたら一大事です。——まず
饗庭
(
あえば
)
が捨て石となって駈け入りますゆえ、ときを
外
(
はず
)
さず、おつづきください
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
饗庭
(
あえば
)
は一日おいて帰って来た。講和はいれましょうと直義は言っているという。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのとき、少弐の隊にいた
饗庭
(
あえば
)
ノ
弾正
(
だんじょう
)
左衛門
(
さえもん
)
が、頼尚の馬前へ来て
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“饗庭(饗庭村)”の解説
饗庭村(あいばむら)は、滋賀県高島郡にかつてあった村。小浜藩領だった。木津荘、比叡本荘の一部、比叡新荘の一部から成り立っていたが、荘域を超えた宗教的結びつきが強かった地域である。饗庭野分屯基地が所在している。
(出典:Wikipedia)
饗
漢検準1級
部首:⾷
22画
庭
常用漢字
小3
部首:⼴
10画
“饗庭”で始まる語句
饗庭篁村
饗庭竹
饗庭野
饗庭黨