“あえば”の漢字の書き方と例文
語句割合
饗庭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さらに気を変えて飄逸の方面を物色すると、まず饗庭あえば篁村翁を挙げたい。翁の性格の如くその筆蹟もすこぶる飄逸で、無邪気な、恬淡てんたんな翁独得の妙味があります。
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)
副級長の饗庭あえば芳子という美しい娘が、啓吉を見てにこにこ立ちあがって来た。
泣虫小僧 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
丁度其処へ饗庭あえば——これもお前の、よく知った人だ。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)