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顔良
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がんりょう
ふりがな文庫
“
顔良
(
がんりょう
)” の例文
見わたすと、
渺々
(
びょうびょう
)
の野に、
顔良
(
がんりょう
)
の精兵十万余騎が
凸形
(
とつがた
)
にかたまって、味方の右翼を突きくずし、野火が草を焼くように押しつめてくる。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
他の一つは三国時代の
袁紹
(
えんしょう
)
の部将の
顔良
(
がんりょう
)
を祀ったもので、これもその由来は想像しかねるが、土地の者が
祷
(
いの
)
るとすこぶる霊験があるというので、甚だ信仰されている。
中国怪奇小説集:17 閲微草堂筆記(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
先陣は、
冀州
(
きしゅう
)
の猛将として名ある
顔良
(
がんりょう
)
にも命じられていた。勢いに乗じて、顔良はもう
黎陽
(
れいよう
)
(河南省・俊県附近)方面まで突っこんでいた。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
袁紹は、直ちに、部下の
顔良
(
がんりょう
)
に五万余の兵をさずけ、曹操の軍に協力させ、曹操へ親善の意をこめた書を送った。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ああ、惜しいかな。こんなことになるならば、わが臣下の、
顔良
(
がんりょう
)
と
文醜
(
ぶんしゅう
)
の二大将をつれて来るのだったに」
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
審配、
逢紀
(
ほうき
)
のふたりを総大将に。田豊、
荀諶
(
じゅんじん
)
、
許攸
(
きょゆう
)
を参軍の謀士に。また
顔良
(
がんりょう
)
、
文醜
(
ぶんしゅう
)
の二雄を先鋒の両翼に。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「彼は、
顔良
(
がんりょう
)
、
文醜
(
ぶんしゅう
)
を討った
讐
(
かたき
)
ではないか。わしにその関羽を献じて、首を刎ねよと申すのか」
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「えっ……関羽どのじゃと。あの
顔良
(
がんりょう
)
や
文醜
(
ぶんしゅう
)
を討ったるお人か」
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大将
顔良
(
がんりょう
)
は、耿武のうしろへ廻って
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
良
常用漢字
小4
部首:⾉
7画
“顔”で始まる語句
顔
顔色
顔容
顔馴染
顔付
顔貌
顔立
顔面
顔触
顔料