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頬桁
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ほほげた
ふりがな文庫
“
頬桁
(
ほほげた
)” の例文
彌次馬の聲援、畢竟は我が味方と、芳は勇み立つて、
無手
(
むず
)
と對手の襟髮を掴むや、
馬手
(
めて
)
の下駄は宙を飛んで、その
頬桁
(
ほほげた
)
を見舞はんとす。
二十三夜
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
私は憤然として、提督の
頬桁
(
ほほげた
)
をなぐりとばした。私は、もはやこれ以上、日本民族への侮辱にたえられなかったのである。
地球要塞
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
激情で盲目になった彼は、もう口で喧嘩をしている余裕がなくなった。握りかためた両手の拳固が、二人の男の
頬桁
(
ほほげた
)
に、噛みつくように飛んで行った。
日は輝けり
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
彼は憎き女の
頬桁
(
ほほげた
)
をば撃つて撃つて
打割
(
うちわ
)
る
能
(
あた
)
はざるを
憾
(
うらみ
)
と
為
(
す
)
なるべし。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「その
頬桁
(
ほほげた
)
を張りのめしてくれべい。」
鼠小僧次郎吉
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
頬
部首:⾴
15画
桁
常用漢字
中学
部首:⽊
10画
“頬”で始まる語句
頬
頬杖
頬冠
頬張
頬被
頬辺
頬骨
頬白
頬髯
頬笑