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頬冠
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ほおかぶり
ふりがな文庫
“
頬冠
(
ほおかぶり
)” の例文
そして
早船乗
(
はやぶねのり
)
の
頬冠
(
ほおかぶり
)
をした船頭は、かかる
夜
(
よ
)
のひっそりした水に声を立てて艪をぎいーぎい。
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「何じゃい。」と
打棄
(
うっちゃ
)
ったように
忌々
(
いまいま
)
しげに
呟
(
つぶや
)
いて、
頬冠
(
ほおかぶり
)
を取って
苦笑
(
にがわらい
)
をした、船頭は
年紀
(
とし
)
六十ばかり、
痩
(
や
)
せて目鼻に
廉
(
かど
)
はあるが、一癖も、二癖も、額、
眦
(
まなじり
)
、
口許
(
くちもと
)
の
皺
(
しわ
)
に隠れてしおらしい
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
頬
部首:⾴
15画
冠
常用漢字
中学
部首:⼍
9画
“頬”で始まる語句
頬
頬杖
頬張
頬被
頬辺
頬骨
頬白
頬髯
頬桁
頬笑