“面輪”の読み方と例文
読み方割合
おもわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我々はかう云ふ旺盛なる「我」に我々の心を暖める生命の炎を感ずるのである。或は我々の到達せんとする超人の面輪おもわを感ずるのである。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
男は不審な顔付になって、月の光に相手の面輪おもわすかし見ました。そして呆気あっけにとられて手の種ヶ島を取落しました。
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
圖するところはヂドに扮したるアヌンチヤタが胸像なりき。氣高けだかうるはしきその面輪おもわ、威ありてけはしからざる其額際、皆我が平生の夢想するところに異ならず。