面形おもがた)” の例文
なお、「面形おもがたの忘れむしだ大野おほぬろにたなびく雲を見つつ偲ばむ」(同・三五二〇)も類似の歌であるが、この「国溢り」の歌が一番よい。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
身に余る上意にはだか武兵衛は畳へ面形おもがたこしらえたが、さも有難そうに顔を上げ
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
面形おもがたわするとならばあイづきなくをのこじものやひつつらむ 〔巻十一・二五八〇〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
それから、「面形おもがた」云々という用語も注意すべきであるが、これは、「面形おもがたの忘れむしだ大野おほぬろに棚引く雲を見つつしぬばむ」(巻十四・三五二〇)という歌もあり、一しょにして味うことが出来る。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)