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非力
ふりがな文庫
“非力”の読み方と例文
読み方
割合
ひりき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひりき
(逆引き)
まだ
前髪
(
まえがみ
)
の残っている、女のような
非力
(
ひりき
)
の求馬は、左近をも一行に加えたい
気色
(
けしき
)
を隠す事が出来なかったのであった。
或敵打の話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
宮内は骨細い生れつきで、
襟首
(
えりくび
)
のあたりは女かと思うばかり、
和
(
やわら
)
かい線をしていた。見るからに弱々しいのは姿ばかりではなく、実際に
非力
(
ひりき
)
であった。
討たせてやらぬ敵討
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
麻油は驚いた。が
非力
(
ひりき
)
な伊豆をいっぺんに
跳
(
は
)
ね返すと、あべこべに伊豆の首筋を
執
(
とら
)
えて有無を云わせずに
絞
(
し
)
めつけた。伊豆はばたばた
踠
(
もが
)
いて危く
悶絶
(
もんぜつ
)
するところまでいった。
小さな部屋
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
非力(ひりき)の例文をもっと
(4作品)
見る
非
常用漢字
小5
部首:⾮
8画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
“非”で始まる語句
非
非道
非常
非業
非人
非難
非凡
非番
非常時
非情
“非力”のふりがなが多い著者
長谷川伸
長谷川時雨
芥川竜之介
坂口安吾