“青巒”の読み方と例文
読み方割合
せいらん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その他村上専精せんじょう氏吉谷覚寿氏黒田真洞氏にも面会した事がある。それから佐治実然氏はもっとも好い議論敵で、なお大内青巒せいらん氏にも交際した。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
鼕々とうとうという水音にふと面を上げて見ると、ここは保津川の川縁かわべり彼方あなた青巒せいらんから一面の名鏡ともみえる夏の月がさし上って、大河に銀波をっていた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今の京都大学教授内藤湖南氏が、初めて新聞記者生活にらうとした時、その先輩にあたる大内青巒せいらん氏は何か言つて聞かさなければならぬ羽目になつた。