“靈屋(たまや)” の例文
新字:霊屋
家康の命日、孝高の命日にも精進をせず、江戸から歸つても、孝高、長政の靈屋(たまや)に詣(まう)でぬやうになつた。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
無量山壽經寺が徳川幕府時代所謂(いはゆる)傳通院殿のお靈屋(たまや)と澤藏司稻荷で有名になり、大奧の尊崇を集めて、江戸の一角に儼然たる威容を持したことは、改めて言ふまでもないことですが
ところが支那(しな)のごく古(ふる)い古墳(こふん)には、墓(はか)の前(まへ)にお靈屋(たまや)のような建築(けんちく)があつたものもあり、それに使(つか)つた古(ふる)い瓦(かはら)などが發見(はつけん)せられるのでありますが、日本(につぽん)ではそんなものは一(いつ)こうありません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)