“靈岸島”の読み方と例文
新字:霊岸島
読み方割合
れいがんじま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のおなじ火事くわじに、靈岸島れいがんじまは、かたりぐさにするのも痛々いた/\しくはゞかられるが、あはれ、今度こんど被服廠ひふくしやうあとで、男女だんぢよ死體したい伏重ふしかさなつた。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
こゝに又遠州水呑村の先名主せんなぬし惣内夫婦は九郎兵衞が計ひに任せて江戸表へ出府なし靈岸島れいがんじまへんに國者の居るを便りて參り此者の世話にて八町ぼり長澤ながさは町の裏店うらだな
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
靈岸島れいがんじまの瀧五郎といふ土地の御用聞が、子分と一緒に朝つから詰め切つて、御檢屍前に下手人げしゆにんの目星でもつけようと、一生懸命の活躍を續けてゐる眞つ最中でした。