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雷干
ふりがな文庫
“雷干”の読み方と例文
読み方
割合
かみなりぼし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かみなりぼし
(逆引き)
若い
白瓜
(
しろうり
)
の心を抜き、
青紫蘇
(
あおじそ
)
を塩で
揉
(
も
)
んで詰めて押したのは、
印籠漬
(
いんろうづけ
)
といって喜ばれましたが、
雷干
(
かみなりぼし
)
は
日向
(
ひなた
)
臭いといって好まれませんかった。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
ちょうど食後の
林檎
(
りんご
)
を
剥
(
む
)
きかけていた処、小刀を目八分に取って、皮をひょいと
雷干
(
かみなりぼし
)
に、
菓物
(
くだもの
)
を差上げて何か口早に云うと、青年が振返って、身を
捻
(
ね
)
じざまに、直ぐ近かった
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
百人一首の一人、中納言
朝忠
(
あさただ
)
卿は干瓜を山のごとくに積んで、水漬けの飯をしたたかに食って人をおどろかしたと云うが、その干瓜というのは、かの
雷干
(
かみなりぼし
)
のたぐいかも知れない。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
雷干(かみなりぼし)の例文をもっと
(5作品)
見る
雷
常用漢字
中学
部首:⾬
13画
干
常用漢字
小6
部首:⼲
3画
“雷”で始まる語句
雷
雷鳴
雷門
雷霆
雷神
雷光
雷雨
雷同
雷竜
雷火
“雷干”のふりがなが多い著者
小金井喜美子
与謝野寛
伊藤左千夫
泉鏡花
岡本綺堂