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隻脚
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せっきゃく
ふりがな文庫
“
隻脚
(
せっきゃく
)” の例文
隻脚
(
せっきゃく
)
——だがその不自由さも今はK氏の詩情や憂愁を自らいたわる生活形態と一致させたやや自己満足の
諦念
(
ていねん
)
にまで落ちつけたかに見うけられる。
鶴は病みき
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
殊に官兵衛は、
伊丹城中
(
いたみじょうちゅう
)
の
遭難
(
そうなん
)
以来、不治の
隻脚
(
せっきゃく
)
となっているので、君前でも、そのための横坐りはゆるされていた。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
司令は誰あろう、この前の第三次世界大戦の空戦に
赫々
(
かくかく
)
たる
勲功
(
くんこう
)
をたてた大勇将として、人々の記憶にもはっきりのこっている、あの
隻脚
(
せっきゃく
)
隻腕
(
せきわん
)
の
大竹
(
おおたけ
)
中将であった。
大宇宙遠征隊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そして当の官兵衛は、将監のすがたを見かけると、いそいで
輿
(
こし
)
を地上に降ろさせ、不自由な
隻脚
(
せっきゃく
)
を立てて
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“隻脚”の意味
《名詞》
片方の足。
一本足。
(出典:Wiktionary)
隻
常用漢字
中学
部首:⾫
10画
脚
常用漢字
中学
部首:⾁
11画
“隻”で始まる語句
隻手
隻
隻眼
隻腕
隻頬
隻句
隻語
隻足
隻方
隻葉