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隷書
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れいしょ
ふりがな文庫
“
隷書
(
れいしょ
)” の例文
唐詩選五言絶句「
竹里館
(
ちくりかん
)
」
隷書
(
れいしょ
)
——(無学文盲の農夫が発病後、曾祖父に当る漢法医の潜在意識を隔世的に再現、
揮毫
(
きごう
)
せしもの)
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
保永堂版の亀山の雪の曙、
隷書
(
れいしょ
)
東海道の亀山城の元旦などを見ると、この考え方が決して
出鱈目
(
でたらめ
)
でないことがわかる
筈
(
はず
)
です。
奇談クラブ〔戦後版〕:02 左京の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
その奥には漾虚碧堂蔵書という
隷書
(
れいしょ
)
の印が
捺
(
お
)
してある。さてこの手紙を読むにつけていろいろ思い出すことがある。
漱石氏と私
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
例えば
隷書
(
れいしょ
)
なんかは四角い一種の、あの当時に流行りました
石川丈山
(
いしかわじょうざん
)
の隷書なんかとよく似た隷書でありまして、判に彫ったような形をした隷書でありますが
書道と茶道
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
この人は、当代に於て、
隷書
(
れいしょ
)
を書かせては、第一の名人という評がある。すなわち七言八絶を
賦
(
うた
)
って——
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
篆書
(
てんしょ
)
でも
隷書
(
れいしょ
)
でも
草書
(
そうしょ
)
でも、学ばずして見事に書くので、見る人みな驚嘆せざるはなかった。
中国怪奇小説集:10 夷堅志(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
例えば最初どんな字体を習えばよいかと聞きますと、楷書、行書、草書と順をおい、
隷書
(
れいしょ
)
とか
篆書
(
てんしょ
)
とかは、あらゆる書を習得した後にやるべきものだということでした。
能書を語る
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
ぼくは主人から与えられた
隷書
(
れいしょ
)
千字文の手本を横において習字したり、ツゲ材の稽古判を印挟みに挟んで、刻刀を持つ初歩の稽古彫りなどをそろそろやり初めていたが
忘れ残りの記:――四半自叙伝――
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
遠州の書は定家に類した書風で有名だが、
隷書
(
れいしょ
)
は独得のものである。漢隷にも明隷にも拠る所なく、純粋の幽風を成していて、
石川丈山
(
いしかわじょうざん
)
と共に一家を成しているのがうれしい。
遠州の墨蹟
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
三井親和
(
みついしんな
)
の贈った
隷書
(
れいしょ
)
の
木額
(
もくがく
)
が、かかっている。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“隷書”の意味
《名詞》
漢字の書体の一つ。篆書(小篆)を簡略化したものとされる。
楷書。
(出典:Wiktionary)
“隷書(
隷書体
)”の解説
隷書体(れいしょたい)は、漢字の書体のひとつ。八分隷・八分・分書とも呼ばれる。古文に対して今文と呼ばれる。画像は『西嶽華山廟碑』(拓本、部分)。
(出典:Wikipedia)
隷
常用漢字
中学
部首:⾪
16画
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
“隷書”で始まる語句
隷書体