“木額”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もくがく75.0%
きがく25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茅葺かやぶきの合掌に、木額もくがくの白い文字が仰がれる。つばめの子が、そこらに白いふんをちらし、ピチピチとさえずりながら、足を洗っている城太郎を見おろしていた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三井親和みついしんなの贈った隷書れいしょ木額もくがくが、かかっている。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御当家を訪れた一般の武者修行は、大手を通って、中門の右を仰ぐと、そこに、新陰堂しんいんどう木額きがくのかかっている建物がある。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)