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阿容々々
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おめおめ
ふりがな文庫
“
阿容々々
(
おめおめ
)” の例文
昇如き者の為めに文三が嘲笑されたり玩弄されたり侮辱されたりしても手出をもせず
阿容々々
(
おめおめ
)
として
退
(
しりぞ
)
いたのを視て
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
「返す返すも舌長し、折角拾ひしこの鳥を、
阿容々々
(
おめおめ
)
爾に得させんや」「
這
(
しゃ
)
ツ面倒なりかうしてくれん」ト
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
この中にも書いてある、まるで何だ、親か、兄弟にでも対するやうに、恐ろしく親切を尽して
遣
(
や
)
つてな、それで生命を助かつて、
阿容々々
(
おめおめ
)
と帰つて来て、
剰
(
あまつさ
)
へこの感状を戴いた。
海城発電
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
これを廝に告げんとすれど、悲しや
言語
(
ことば
)
通ぜざれば、
他
(
かれ
)
は少しも心付かで、
阿容々々
(
おめおめ
)
肴を盗み取られ。やがて市場に着きし後、
代物
(
しろもの
)
の
三分
(
みつ
)
が
一
(
ひとつ
)
は、あらぬに初めて心付き。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
お勢が顔を視ている……このままで
阿容々々
(
おめおめ
)
と
退
(
しりぞ
)
くは残念、何か云ッて遣りたい、何かコウ品の
好
(
い
)
い悪口雑言、一
言
(
ごん
)
の
下
(
もと
)
に昇を
気死
(
きし
)
させる程の事を云ッて、アノ
鼻頭
(
はなづら
)
をヒッ
擦
(
こす
)
ッて
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
▼ もっと見る
聴水ともいはれし古狐が、黒衣ごとき山猿に、
阿容々々
(
おめおめ
)
欺かれし悔しさよ。かかることもあらんかと、覚束なく思へばこそ、
昨夕
(
ゆうべ
)
他が
棲
(
す
)
を訪づれて、首尾
怎麼
(
いか
)
なりしと尋ねしなれ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
阿
漢検準1級
部首:⾩
8画
容
常用漢字
小5
部首:⼧
10画
々
3画
々
3画
“阿容”で始まる語句
阿容
阿容〻〻