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鍾愛
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しようあい
ふりがな文庫
“
鍾愛
(
しようあい
)” の例文
黄蜀葵
(
とろろあふひ
)
、
土耳古皇帝
(
とるこくわうてい
)
鍾愛
(
しようあい
)
の花、
麻色
(
あさいろ
)
に曇つた眼、
肌理
(
きめ
)
こまかな
婀娜
(
あだ
)
もの——おまへの胸から好い
香
(
にほひ
)
がする、潔白の氣は露ほどもない
香
(
にほひ
)
がする。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
脂
(
あぶら
)
の乘りきつた非凡の美色で、取廻しの色つぽさと、物言ひの艶めかしさは、まことに
天稟
(
てんぴん
)
と言つてよく、丁子屋善兵衞の
鍾愛
(
しようあい
)
も思ひやられました。
銭形平次捕物控:223 三つの菓子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
われは我
鍾愛
(
しようあい
)
の物、我がしば/\接吻せし物、我が心血を
漑
(
そゝ
)
ぎし物、我が性命ある活思想とも稱すべき物をもて、
熾火
(
しくわ
)
の裡に
擲
(
なげう
)
ちたり。我詩卷は炎々として燃え上れり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
その
鍾愛
(
しようあい
)
もまた並大抵ではなかつたらしく、悲歎に暮れる姿は、日頃の
嗜
(
たしな
)
みも忘れて、まことに哀れ深いものでした。
銭形平次捕物控:220 猿蟹合戦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
實際お糸は竹の中から出た姫のやうな、輝くばかりの美しさと、
掌
(
て
)
の上に舞はせたいやうな小柄で、その異常な美しさがまた市之助の
鍾愛
(
しようあい
)
の的になつた、一つの特色でもあつたのでせう。
銭形平次捕物控:289 美しき人質
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“鍾愛”の意味
《名詞》
鍾愛(しょうあい)
非常に可愛がること。寵愛すること。
(出典:Wiktionary)
鍾
漢検準1級
部首:⾦
17画
愛
常用漢字
小4
部首:⼼
13画
“鍾”で始まる語句
鍾馗
鍾
鍾繇
鍾乳洞
鍾会
鍾乳石
鍾馗様
鍾進
鍾巻
鍾紳