“しようあい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鍾愛83.3%
鐘愛16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われは我鍾愛しようあいの物、我がしば/\接吻せし物、我が心血をそゝぎし物、我が性命ある活思想とも稱すべき物をもて、熾火しくわの裡になげうちたり。我詩卷は炎々として燃え上れり。
その鍾愛しようあいもまた並大抵ではなかつたらしく、悲歎に暮れる姿は、日頃のたしなみも忘れて、まことに哀れ深いものでした。
細川三齋は參覲交替の旅中にも行く先々の宿場の庭にこの石燈籠を建てて眺め、これを鐘愛しようあい措かなかつた。死んだあとは墓にせよといふ言ひ附けで、たうとう墓にしたのださうである。
京洛日記 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)