鐘愛しようあい)” の例文
細川三齋は參覲交替の旅中にも行く先々の宿場の庭にこの石燈籠を建てて眺め、これを鐘愛しようあい措かなかつた。死んだあとは墓にせよといふ言ひ附けで、たうとう墓にしたのださうである。
京洛日記 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)