“しょうあい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鍾愛91.7%
鐘愛5.6%
正藍2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なん坪太郎つぼたろうと名づけ、鍾愛しょうあい此上無かりしが、此男子なんし、生得商売あきないの道を好まず、いとけなき時より宇治黄檗おうばくの道人、隠元いんげん禅師に参じて学才人に超えたり。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
とうとう盛姫は甥の家定に、鐘愛しょうあい措くところを知らない七面鳥をまきあげられてしまった。
『七面鳥』と『忘れ褌』 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
また買手の方も「正藍しょうあい」とか「本染ほんぞめ」とかいうことに信頼を置き、かかる品を用いることに悦びを抱きます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
評判が高くなったため、まがいものも作られはしますが、少くとも一部は本当に手堅い仕事を続けます。糸も手紡てつむぎで、染めも正藍しょうあいを用い、昔風な地機じばたで織ります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)