正藍しょうあい)” の例文
また買手の方も「正藍しょうあい」とか「本染ほんぞめ」とかいうことに信頼を置き、かかる品を用いることに悦びを抱きます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
評判が高くなったため、まがいものも作られはしますが、少くとも一部は本当に手堅い仕事を続けます。糸も手紡てつむぎで、染めも正藍しょうあいを用い、昔風な地機じばたで織ります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
それに正藍しょうあいてる者がようやえて来たことは、紺絣の名をどんなに痛めているでありましょう。再び本筋の仕事に戻って、その声価をいよいよ高めたいものと思います。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)