鐘愛しょうあい)” の例文
彼女は息子を鐘愛しょうあいしていた。息子は彼女の喜びのすべてだった。そして彼女は、彼がこの世で最も愛してるもののすべてだった。けれども彼らはたがいに苦しめ合っていた。
とうとう盛姫は甥の家定に、鐘愛しょうあい措くところを知らない七面鳥をまきあげられてしまった。
『七面鳥』と『忘れ褌』 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)