錦絵にしきゑ)” の例文
旧字:錦繪
壁に張つてあるすゝけた西南戦争の錦絵にしきゑわたし子供心こどもごゝろによく覚えてた。
父の墓 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
いつか話した錦絵にしきゑを見せるからお寄りな、種々いろいろのがあるからとそでを捉らへて離れぬに、美登利は無言にうなづいて、びた折戸の庭口より入れば、広からねども鉢ものをかしく並びて、軒につり忍艸しのぶ
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)