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銀箭
ふりがな文庫
“銀箭”の読み方と例文
読み方
割合
ぎんせん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぎんせん
(逆引き)
廊下には裏の林の
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
が雨に
濡
(
ぬ
)
れて散り込んで来てゐる。
銀箭
(
ぎんせん
)
のやうな雨脚が烈しく庭に落ちて来てゐるのが、それと
蝋燭
(
らふそく
)
の光に見える。
ある僧の奇蹟
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
茫々
(
ぼうぼう
)
たる
薄墨色
(
うすずみいろ
)
の世界を、
幾条
(
いくじょう
)
の
銀箭
(
ぎんせん
)
が
斜
(
なな
)
めに走るなかを、ひたぶるに濡れて行くわれを、われならぬ人の姿と思えば、詩にもなる、句にも
咏
(
よ
)
まれる。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
次の瞬間には山という山が四方から放つ鋭い
銀箭
(
ぎんせん
)
の光に
射竦
(
いすく
)
められてしまった。其時私は一年の間心の隈々に暗い影を投げていた大なる欠陥が今既に半ば満たされたような気がした。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
銀箭(ぎんせん)の例文をもっと
(3作品)
見る
銀
常用漢字
小3
部首:⾦
14画
箭
漢検準1級
部首:⽵
15画
“銀”で始まる語句
銀
銀杏
銀杏返
銀色
銀座
銀貨
銀河
銀簪
銀行
銀泥
“銀箭”のふりがなが多い著者
木暮理太郎
夏目漱石
田山花袋