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鈴鹿峠
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すずかとうげ
ふりがな文庫
“
鈴鹿峠
(
すずかとうげ
)” の例文
丹三郎の
不仕鱈
(
ふしだら
)
には限りが無かった。草津、
水口
(
みなくち
)
、
土山
(
つちやま
)
を過ぎ、
鈴鹿峠
(
すずかとうげ
)
にさしかかった時には、もう歩けぬとわめき出した。
新釈諸国噺
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
机竜之助が
鈴鹿峠
(
すずかとうげ
)
の麓、伊勢の国
関
(
せき
)
の
宿
(
しゅく
)
で会い、それから近江の国大津へ来て、竜之助の隣の室で心中の相談をきめ
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
爾来
(
じらい
)
かかる事に思わぬ日を経て、
遂
(
つい
)
に同地の有志者
長井氏克
(
ながいうじかつ
)
氏らに送られつつ、
鈴鹿峠
(
すずかとうげ
)
に至り、それより徒歩あるいは汽車にて大阪に
出
(
い
)
づるの途中、
植木枝盛
(
うえきえもり
)
氏の出迎えあり
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
蒲原
(
かんばら
)
の酒屋に押込が入って、売溜を
奪
(
と
)
って逃げ、七月二十八日は
小夜
(
さよ
)
の中山で
追剥
(
おいはぎ
)
が旅人を脅かし、九月十七日には飛んで
鈴鹿峠
(
すずかとうげ
)
で大坂の町人夫妻が殺されて大金を取られ、十月七日は
銭形平次捕物控:071 平次屠蘇機嫌
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
竜之助がはじめて京都へ上る時に、同じこの国の
鈴鹿峠
(
すずかとうげ
)
の下で、悪い
駕籠屋
(
かごや
)
からお豊が責められて、そのとき
詮方
(
せんかた
)
なくお豊が駕籠屋に渡そうとした簪がこの簪と同じ物でありました。
大菩薩峠:06 間の山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
伊勢の国
鈴鹿峠
(
すずかとうげ
)
の坂の下からこっちへ二里半、有名な関の地蔵が
六大無碍
(
ろくだいむげ
)
の
錫杖
(
しゃくじょう
)
を
振翳
(
ふりかざ
)
し給うところを西へ五町ほど、東海道の
往還
(
おうかん
)
よりは少し引込んだところの、参宮の抜け道へは近い粗末な茶店に
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“鈴鹿峠”の解説
鈴鹿峠(すずかとうげ)は、三重県亀山市と滋賀県甲賀市の境に位置する東海道(国道1号)の峠。標高は357m。
(出典:Wikipedia)
鈴
常用漢字
中学
部首:⾦
13画
鹿
常用漢字
小4
部首:⿅
11画
峠
常用漢字
中学
部首:⼭
9画
“鈴鹿”で始まる語句
鈴鹿
鈴鹿山
鈴鹿越