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金座
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きんざ
ふりがな文庫
“
金座
(
きんざ
)” の例文
「へえ、そうなんで。……あッしどもは、くわしいことは知りませんが、なにか、
金座
(
きんざ
)
にどえらい間違いがあったんだそうで……」
顎十郎捕物帳:07 紙凧
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
金座
(
きんざ
)
の勘定役といふと、今の日本銀行の重役で、その住居、調度、奉公人の數など、目を驚かすばかりの豪勢さです。
銭形平次捕物控:043 和蘭カルタ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
五百の兄広瀬栄次郎が
已
(
すで
)
に町人を
罷
(
や
)
めて
金座
(
きんざ
)
の役人となり、その
後
(
のち
)
久しく
金
(
かね
)
の
吹替
(
ふきかえ
)
がないのを見て、また業を
更
(
あらた
)
めようとした時も、抽斎はこの
爻
(
こう
)
を引いて
諭
(
さと
)
した。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
何
(
ど
)
んな廻り合せで懇意になったものか、
金座
(
きんざ
)
の
後藤三右衛門
(
ごとうさんえもん
)
に仕われて、
草履
(
ぞうり
)
を直したり、庭の草まで
挘
(
むし
)
って居る、
潮吹
(
ひょっとこ
)
の権次という三下野郎と、不思議に馬が合うのでした。
黄金を浴びる女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
尋
(
つ
)
いで弘化三年十一月二十二日に至って、忠兵衛は隠居して、日野屋の家督を
僅
(
わずか
)
に二歳になった抽斎の三女
棠
(
とう
)
に相続させ、自分は
金座
(
きんざ
)
の役人の株を買って、広瀬栄次郎と
名告
(
なの
)
った。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
金座
(
きんざ
)
顎十郎捕物帳:07 紙凧
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
“金座”の解説
金座(きんざ)とは、江戸幕府において金貨鋳造あるいは鑑定・検印を行った場所あるいは組織。
(出典:Wikipedia)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
座
常用漢字
小6
部首:⼴
10画
“金座”で始まる語句
金座奉行
金座用達
金座御金改役