“棠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とう50.0%
たう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むすめとうが死んでから半年はんねんの間、五百いおは少しく精神の均衡を失して、夕暮になると、窓を開けて庭のやみを凝視していることがしばしばあった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
長女いとは馬場氏に嫁し、三女とうは山内氏をぎ、次女よし、三男八三郎、四男幻香げんこうは亡くなっていたのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
むすめたうに至つては、稍呼び難きが故に、特に棠嬢と称した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)