“甘棠酒茶楼”の読み方と例文
読み方割合
かんとうしゅちゃろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甘棠酒茶楼かんとうしゅちゃろうと言う赤煉瓦の茶館、惟精顕真楼いせいけんしんろうと言うやはり赤煉瓦の写真館、——その外には何も見るものはない。尤も代赭色の揚子江は目の下に並んだ瓦屋根の向うに浪だけ白じらとひらめかせている。
雑信一束 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)