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野鍛冶
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のかじ
ふりがな文庫
“
野鍛冶
(
のかじ
)” の例文
次郎を連れて、
野鍛冶
(
のかじ
)
の家を出かけた時から、ひそかに、それと信じているところを、釘勘がずばりと言い当てたので、万太郎も驚きながら
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
百姓では食って行けない越後平野の百姓が、その鉄を鍛えあげている。
野鍛冶
(
のかじ
)
から発達した田舎の
藁家
(
わらや
)
の庭でつくられる。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
この鞘は主に
利根
(
とね
)
郡
白沢
(
しろさわ
)
村
高平
(
たかひら
)
の産だといいます。ごく小型のものなどに特に愛すべき品があります。沼田では金物にも
火箸
(
ひばし
)
、
灰均
(
はいならし
)
などの
野鍛冶
(
のかじ
)
の技で野趣あるものを見かけます。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
「あいつあ、
野鍛冶
(
のかじ
)
の半五郎にだまされて、あっしが寄合に戻って来る日の昼間、その鍛冶小屋に連れ込まれました」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
近寄って、年増の女を見ると、彼女の想像にたがわず、それは
野鍛冶
(
のかじ
)
の半五郎の妻——かの
高麗村
(
こまむら
)
の次郎の母親です。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
春日井
(
かすがい
)
の部落で、早起きな
野鍛冶
(
のかじ
)
の家が開いていたのを見つけ、そこで鍛冶場の掃除を手伝い、そこの
飼牛
(
かいうし
)
二匹を曳いて、草を飼わせ、また、裏へまわって、
水瓶
(
みずがめ
)
いっぱい、水汲みをしてやったので
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
鍛
常用漢字
中学
部首:⾦
17画
冶
常用漢字
中学
部首:⼎
7画
“野”で始まる語句
野
野原
野暮
野分
野面
野郎
野良
野路
野菜
野茨