“のかじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
野鍛冶100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あいつあ、野鍛冶のかじの半五郎にだまされて、あっしが寄合に戻って来る日の昼間、その鍛冶小屋に連れ込まれました」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
近寄って、年増の女を見ると、彼女の想像にたがわず、それは野鍛冶のかじの半五郎の妻——かの高麗村こまむらの次郎の母親です。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
春日井かすがいの部落で、早起きな野鍛冶のかじの家が開いていたのを見つけ、そこで鍛冶場の掃除を手伝い、そこの飼牛かいうし二匹を曳いて、草を飼わせ、また、裏へまわって、水瓶みずがめいっぱい、水汲みをしてやったので
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)