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野村
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のむら
ふりがな文庫
“
野村
(
のむら
)” の例文
雨に濡れた
俊助
(
しゅんすけ
)
が『
鉢
(
はち
)
の
木
(
き
)
』の二階へ来て見ると、
野村
(
のむら
)
はもう
珈琲茶碗
(
コオヒイじゃわん
)
を前に置いて、窓の外の往来へ退屈そうな視線を落していた。
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
野村
(
のむら
)
くんの
家
(
うち
)
はすこしとおかったけれど、かきねに二
本
(
ほん
)
のくわの
木
(
き
)
があって、それをいくら
取
(
と
)
ってもいいというのでした。
正ちゃんとおかいこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そこで大阪の店の支店長次席の
野村
(
のむら
)
という人が、じぶんで持っていくことにしたのですが、いろいろな事情で、飛行機の時間にまにあわなくなり、といって、一日のばすわけにはいきませんので
黄金豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
俊助
(
しゅんすけ
)
は紅茶茶碗を
野村
(
のむら
)
の前へ置くと、自分も
卓子
(
テエブル
)
の前の椅子へ座を占めて、不思議そうに相手の顔へ眼を注いだ。
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
かいこをかってから、
正
(
しょう
)
ちゃんは、
毎朝
(
まいあさ
)
お
母
(
かあ
)
さんにおこされなくてもひとりでおきて、じてん
車
(
しゃ
)
にのって、
野村
(
のむら
)
くんのところまでくわの
葉
(
は
)
をもらいにいきました。
正ちゃんとおかいこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
「おじょうさん、あんた
野村
(
のむら
)
みち
子
(
こ
)
さんでしょう」
怪人と少年探偵
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
俊助がこう答える
間
(
ま
)
も待たないで、からりとそこの唐紙が開くと、桜草の鉢を置いた寄せ木の
卓子
(
テエブル
)
の向うには、もう肥った
野村
(
のむら
)
の姿が、肩を
揺
(
ゆす
)
ってのそのそはいって来た。
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
くわの
葉
(
は
)
は、
正
(
しょう
)
ちゃんが、もうちゃんと
野村
(
のむら
)
くんからもらうやくそくがしてありました。
正ちゃんとおかいこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「御隣の
野村
(
のむら
)
さん、——野村さんでしょう、あの奥さんは?」
母
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
久米
(
くめ
)
さんに
野村
(
のむら
)
さん。」
影
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
村
常用漢字
小1
部首:⽊
7画
“野村”で始まる語句
野村屋
野村吉哉
野村治輔
野村盛秀
野村覺江
野村望東尼
野村本之助