しゃく)” の例文
旧字:
経には、十万衆生じゅうまんしゅじょうと説かれ、しゃくには、一切善悪凡夫得生いっさいぜんなくぼんぷとくしょうとあるではございませぬか。僧と、俗との間に、何の隔てがありましょうぞ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このRのくわしいちゅうしゃくを聞いてから、舞台を見ると、そこにはまた一層の味わいがあった。そして見れば見る程、益々ますます深く百面相役者の妙技に感じた。
百面相役者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)