“釈放”のいろいろな読み方と例文
旧字:釋放
読み方割合
しゃくほう57.1%
ときはなし14.3%
はな14.3%
リリーズ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それと前後して、旅僧を惨殺した真犯人が縊死いししたので、勘右衛門は未決から釈放しゃくほうせられた。犯人は千代に失恋した村の若者であった。
風呂供養の話 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
アナヤというほど油を絞られた上今朝七時半になってようやくお釈放ときはなしを受けた。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
きょうの正午ひる過ぎに釈放はなされた上に、舟まで返してもろうた。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
あたしや六右衛門や珠子を軍閥のクビキから釈放リリーズしてやりたいというそのことだけで、トムプソンガンをもって四千哩の長いはげしい旅行をし、ようやく日本へたどりついたフレッドさんのことだから
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)