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酒盃
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しゅはい
ふりがな文庫
“
酒盃
(
しゅはい
)” の例文
すなわち
酒盃
(
しゅはい
)
の
滴
(
しずく
)
を切ってしまわずに、思う人の手に渡すことで、最初は多分同じ器から分ち飲むことであったろうと思う。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
あらゆるすべての詩人は、彼の歓楽の
酒盃
(
しゅはい
)
の中に、もしくは理想的社会の実現される夢の中に、生活のクライマックスを
賭
(
と
)
して死のうとしている。
詩の原理
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
陸戦の士官の持つような
頑丈
(
がんじょう
)
な軍刀に片手を支え、
酒盃
(
しゅはい
)
に伸びた手の指が何か不自然なほど長かった。
桜島
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
筆硯
(
ひっけん
)
を借りてその包紙の余白に、貧病の薬いただく雪あかり、と書きつけて興を添え、
酒盃
(
しゅはい
)
の献酬もさかんになり、小判は一まわりして主人の
膝許
(
ひざもと
)
にかえった頃に、年長者の山崎は
坐
(
すわ
)
り直し
新釈諸国噺
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
知は
酒盃
(
しゅはい
)
をほめたたえてやまず
ルバイヤート
(新字新仮名)
/
オマル・ハイヤーム
(著)
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
盃
漢検準1級
部首:⽫
9画
“酒”で始まる語句
酒
酒肴
酒場
酒宴
酒代
酒瓶
酒杯
酒精
酒屋
酒樽