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遺子
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いし
ふりがな文庫
“
遺子
(
いし
)” の例文
「富士の
人穴
(
ひとあな
)
で、二千の
軍兵
(
ぐんぴょう
)
をかかえながら、
勝頼
(
かつより
)
の
遺子
(
いし
)
、
武田伊那丸
(
たけだいなまる
)
に追いまくられて、こんどはわしへとりいる気だな」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
永
(
なが
)
いあいだ、なにかにつけてじぶんの
前途
(
ぜんと
)
をさまたげていた
勝家
(
かついえ
)
は
自害
(
じがい
)
し、かれと
策応
(
さくおう
)
していた
信長
(
のぶなが
)
の
遺子
(
いし
)
神戸信孝
(
かんべのぶたか
)
、
勇猛
(
ゆうもう
)
佐久間盛政
(
さくまもりまさ
)
、
毛受勝介
(
めんじゅかつすけ
)
、みな
討死
(
うちじに
)
してしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
八郎という幼名を、秀吉から名をもらって、秀家と改め、
加冠
(
かかん
)
したのはついこのあいだである。秀吉はこの
遺子
(
いし
)
たちを
遺
(
のこ
)
して死んだ直家の心を思いやって、わが子のように、日常左右においていた。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“遺子”の意味
《名詞》
養育する親の死後に残された子供。遺児。
(出典:Wiktionary)
遺
常用漢字
小6
部首:⾡
15画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“遺”で始まる語句
遺
遺憾
遺骸
遺書
遺物
遺言
遺恨
遺品
遺跡
遺漏