“遣(ツカハ)” の例文
飛鳥の御世の、貴い御方が、此寺の本尊を、お夢に見られて、おん子を遣(ツカハ)され、堂舎をひろげ、住侶(ヂユウリヨ)の数をお殖(フヤ)しになつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其父君から遣(ツカハ)された家の子が、一車(ヒトクルマ)に積み余るほどな家づとを、家に残つた家族たち殊に、姫君にと言つてはこんで来た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
実はこれまで、内々消息を遣(ツカハ)して、小あたりにあたつて見た、と言ふ口かね、お身も。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)