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遠灯
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とおあかり
ふりがな文庫
“
遠灯
(
とおあかり
)” の例文
旧字:
遠燈
……夜汽車が更けて
美濃
(
みの
)
と
近江
(
おうみ
)
の
国境
(
くにざかい
)
、
寝覚
(
ねざめ
)
の里とでもいう処を、ぐらぐら
揺
(
ゆす
)
って
行
(
ゆ
)
くようで、例の、大きな腹だの、
痩
(
や
)
せた肩だの、帯だの、胸だの、ばらばらになったのが
遠灯
(
とおあかり
)
で
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
遠灯
(
とおあかり
)
に透かせば、二十七八の、芸人とも、若い宗匠とも見える一風変った人物。
銭形平次捕物控:032 路地の足跡
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
と目を
蔽
(
お
)
うていた袖口をはらりと落すと、
瓦斯
(
がす
)
の
遠灯
(
とおあかり
)
にちらりと
飜
(
かえ
)
る。
第二菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
遠
常用漢字
小2
部首:⾡
13画
灯
常用漢字
小4
部首:⽕
6画
“遠”で始まる語句
遠
遠方
遠慮
遠近
遠退
遠江
遠山
遠音
遠眼鏡
遠路