“道破”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうは77.8%
いいやぶ11.1%
いひやぶ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「夕立くさき」の一語は穉拙ちせつだけれども、ちょっと他に換うべき言葉が見当らない、穉拙なりにその感じを道破どうはしている。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
と云って正直を自白すると、二三年間父の頭を教育した上でなくっては、通じない理窟りくつになる。代助はこの大質問に応じて、自分の未来を明瞭に道破いいやぶるだけの考も何もっていなかった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
何故なぜと云ふと、代助は今此大質問に応じて、自分の未来を明瞭に道破いひやぶる丈の考も何も有つてゐなかつたからである。彼はそれが自分に取つては尤もな所だと思つてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)