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進寄
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すすみよ
ふりがな文庫
“
進寄
(
すすみよ
)” の例文
何とも言わないから、「おい、好加減にしな。」と
進寄
(
すすみよ
)
って引起そうとすると、君香は何か手荒な事でもされると思ったのか、その儘わたしの手にしがみつき
あぢさゐ
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
おろおろしつつも庭の
柴折戸
(
しおりど
)
に
進寄
(
すすみよ
)
り音せぬように
掻金
(
かきがね
)
をはずすと、
自
(
おのずか
)
ら開く扉の間から物腰のやさし気な男が一人
手拭
(
てぬぐい
)
に顔をかくし
這
(
は
)
わぬばかりに身をかがめて忍び入った。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
いつ
見納
(
みおさ
)
めになっても名残惜しい気がしないように、そして永く記憶から
消失
(
きえう
)
せないように、
能
(
よ
)
く見覚えて置きたいような心持になり、ベンチから立上って金網を張った垣際へ
進寄
(
すすみよ
)
ろうとした。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
進
常用漢字
小3
部首:⾡
11画
寄
常用漢字
小5
部首:⼧
11画
“進”で始まる語句
進
進捗
進歩
進行
進退
進士
進物
進入
進出
進上