トップ
>
逆釣
ふりがな文庫
“逆釣”の読み方と例文
読み方
割合
さかづ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さかづ
(逆引き)
梓その時はその美しい眉も
逆釣
(
さかづ
)
ッていたであろう。まさに洋燈を取って車の台に
抛
(
なげうた
)
むとする、
眦
(
めじり
)
の
下
(
さが
)
ったのは
蝮
(
まむし
)
より
嫌
(
きらい
)
な江戸ッ
児
(
こ
)
肌。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
今しも人間を山盛りにして降りかけた
端舟
(
ボート
)
が、操作を誤って片っ方の
吊綱
(
ロープ
)
だけ
弛
(
ゆる
)
めたために、
逆釣
(
さかづ
)
りになってブラ下がった。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
顔も蒼白く、目が
逆釣
(
さかづ
)
り、
口許
(
くちもと
)
も上に反ったように歯を
噛
(
か
)
んで、驚いて見る下地ッ子の小さな手を砕けよと掴んでぐッと引着けた。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
逆釣(さかづ)の例文をもっと
(3作品)
見る
逆
常用漢字
小5
部首:⾡
9画
釣
常用漢字
中学
部首:⾦
11画
“逆”で始まる語句
逆
逆上
逆立
逆手
逆鱗
逆落
逆様
逆茂木
逆捻
逆襲
“逆釣”のふりがなが多い著者
夢野久作
泉鏡花