“逆寄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さかよ88.9%
さかよせ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるいは機先を制して、むこうから逆寄さかよせに押しかけて来るかもしれない。下世話げせわのことわざにもある通り、いては事を仕損ずる。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
迎えて陣屋の設けもできていません。今、直ちに逆寄さかよせをなし給えば、いつをもって労を撃つで——必ず大捷たいしょうを博すだろうと思います
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
勿論逍遙子はわれに防禦せよといひて、われに逆寄さかよせせよといはず。わが防がむことをば彼望めども、攻めむことをばかれ望まざるなるべし。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)