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輿丁
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よてい
ふりがな文庫
“
輿丁
(
よてい
)” の例文
香以を得意の檀那としていた
駕籠屋
(
かごや
)
は銀座の横町にある方角と云う家で、郵便のない当時の
文使
(
ふみづかい
)
に毎日二人ずつの
輿丁
(
よてい
)
が摂津国屋に詰めていた。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「御輿を下せ御輿を下せ」と巡査が
馳
(
は
)
せ集って、烈しい論判の末、到頭
輿丁
(
よてい
)
の
外
(
ほか
)
は許さないということに成った。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
輿丁
(
よてい
)
相語テ曰ク初秋大風雨ノ
傷
(
やぶ
)
ル所トナリ、ソノ熟セザルコト
是
(
かく
)
ノ如シ。二岩三陸ニ連ツテ皆
然
(
しか
)
リ。
就中
(
なかんずく
)
南部若松更ニ甚シトナスト。余コレヲ聞キ心
窃
(
ひそか
)
ニ憂フ。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
そこで、欧州は
上
(
かみ
)
元首より
下
(
しも
)
輿丁
(
よてい
)
に至るまで、戦争の禍害を自覚することとなった。
大戦乱後の国際平和
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
“輿丁(
駕輿丁
)”の解説
駕輿丁(かよちょう)は、かつて日本の朝廷に所属し、高貴な人物の載る駕輿(がよ、鳳輦や輿の意)を担ぐことを主たる任務とした下級職員である。輿丁(よてい・よちょう)、輿舁(こしかき)ともいう。平安時代末期(12世紀末)に現れた、寺社等に属する輿を舁く剃髪の者は、力者(りきしゃ)と呼ぶ。
(出典:Wikipedia)
輿
漢検準1級
部首:⾞
17画
丁
常用漢字
小3
部首:⼀
2画
“輿”で始まる語句
輿
輿論
輿入
輿望
輿側
輿中
輿馬
輿轎
輿地
輿舁