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転封
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てんぽう
ふりがな文庫
“
転封
(
てんぽう
)” の例文
後に再び川越に
転封
(
てんぽう
)
され、そのまま幕末に遭遇した、流転の間に落ちこぼれた一藩の人々の遺骨、
残骸
(
ざんがい
)
が、草に倒れているのである。
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
家康が
濃州
(
のうしゅう
)
金山
(
かなやま
)
の城主
森忠政
(
もりただまさ
)
を信州川中島に
転封
(
てんぽう
)
したおり、その天守閣と
楼櫓
(
やぐら
)
とを時の犬山城主石川光吉に与えた、それを
明
(
あく
)
る年の五月に木曾川を
下
(
くだ
)
してこの犬山に運び
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
大阪冬の陣の媾和には、初め家康から、一、浪人赦免、二、秀頼
転封
(
てんぽう
)
の二条件を提議し、大阪方からは、一、淀君質として東下、二、諸浪人に俸禄を給するために、増封の二条件を回答した。
大阪夏之陣
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
これらは国持大名の
転封
(
てんぽう
)
のなかった場合であるが、中以下の諸侯の江戸三百年間に、何回となく引き越しをした家においては、藩士自らがすでに家の根元を忘却したものも少なくないことであろう。
家の話
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“転封”の解説
転封(てんぽう)は、知行地、所領を別の場所に移すことである。国替(くにがえ)、移封(いほう)とほぼ同義である。
史料上は「国替」、「所替」(ところがえ)、「得替」(とくたい)等が使用された。
(出典:Wikipedia)
転
常用漢字
小3
部首:⾞
11画
封
常用漢字
中学
部首:⼨
9画
“転”で始まる語句
転
転婆
転寝
転覆
転訛
転倒
転々
転輾
転生
転嫁