身拵みごしらえ)” の例文
高蔵人は身拵みごしらえ凛々りりしく、両刀を挟んだ上に、六尺柄皆朱かいしゅの手槍をひっさげて、相生総左衛門の屋敷に忍び込みました。
水に不自由がないので、楊子を使ったりた体を拭いたりして、身拵みごしらえが済むと朝飯になる。土地が低い所だけに昨夜は暖かだったし、割合にく寝られたので今朝は皆元気だ。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
あけると、身拵みごしらえ厳重に八丁堀の役人がものものしく押し込んで来た。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
三人は、それ/″\に、いつもよりは、少しく身拵みごしらえを丁寧にした。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)