“踊（ダンス）” の例文

キヤバレエには伊太利（イタリイ）人の音楽や踊子の踊（をどり）があり、又気取つた風をした即興詩人が二三人も居て当意即妙の新作を歌ふ。其れから客と美しい女連（をんなれん）との踊（ダンス）が暁方（あけがた）まで続くのである。（五月二日）

巴里より (新字旧仮名) ／ 与謝野寛、与謝野晶子(著)

というは、昔英国の五月節会に大流行だったモリス踊（ダンス）のホッビー・ホールスとて頭と尾は木造で彩色し、胴は組み合せで騎手の腰に合せ、下に布を垂れてその脚を覆（かく）す造馬がそれによく似居る。

十二支考：05　馬に関する民俗と伝説 (新字新仮名) ／ 南方熊楠(著)

“踊（踊り）”の解説

踊り（おどり）は、広義の日本舞踊のうちリズムに合わせた跳躍運動を主としたもの。
本来、舞とは異なる性格のもので、舞が旋回を要素とするのに対し、踊りは跳躍を要素とするものをいう。また、舞は個人的・芸術的な要素を古くから強くもっていたのに対し、踊りは群舞または乱舞といった集団的形態をとりむしろ生活的な要素を強くもつものだった。明治以前は舞とは厳然と区別されていたが、ダンスの和訳として舞踊という言葉ができ区別が意識されなくなった。
(出典:Wikipedia)

踊	常用漢字 中学 部首:⾜ 14画