しゅう)” の例文
かのビスマルクは曰く「愉快なるかな今日において初めてルイ第十四世以来深仇しんきゅうある仏国にしゅうするを得たり」と。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ここに基業をてたが、計らずも、朕の義弟二人は害せられて、そのしゅうたる者はことごとく呉の国に在る。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今になって復しゅうするのであろうか——かれを見すてることによって、かれの芸術をこれ以上ささえたり生気づけたりするのをこばむことによって、形態と表現とに対するあらゆる快感
いうに忍びず、ただ、公は速やかに兵を興して荊州を取れ。われもまた兵を以て助けん。公荊州を得、われ冀州きしゅうを取らば、二しゅうに報ずるなり。誤ち給うなかれ。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)