“深讐”の読み方と例文
読み方割合
しんしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「八ヶ嶽山上窩人に対しては、深讐しんしゅう綿々ときけん、これ水狐族の遺訓たり」
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
猛悪な形相の猫鮫ねこざめ虎鮫とらざめが、血の気の失せた粘膜の、白い腹を見せて、通り魔の様にす早く眼界を横ぎり、時には深讐しんしゅうの目をいからせてガラスへきに突進し、それを食い破ろうとさえします。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)