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怨讐
ふりがな文庫
“怨讐”の読み方と例文
読み方
割合
おんしゅう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おんしゅう
(逆引き)
足利、新田の如く源家嫡流の名家でもないし、菊池、名和の如く北条氏に対して百年の
怨讐
(
おんしゅう
)
を含んでいたわけでもない。亦皇室から特別の御恩を戴いたこともないだろう。
四条畷の戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
わしは勢いに巻き込まれたのだという気がする。他人の欲望——というよりも、むしろ
無始
(
むし
)
以来結ぼれて解けない人間の
怨讐
(
おんしゅう
)
の大
渦
(
うず
)
のなかに巻き込まれたのだという気がする。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
直実の
蓮生房
(
れんしょうぼう
)
と、敦盛の子の盛蓮とは、仇敵の間でさえあるのに、その二人がわけても親しげにしているのを見ると、まったくこの道場こそは、呉越の人間が、前身の
怨讐
(
おんしゅう
)
なく
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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(3作品)
見る
“怨讐”の意味
《名詞》
怨讐(えんしゅう、おんしゅう)
恨んで敵とすること。
(出典:Wiktionary)
怨
常用漢字
中学
部首:⼼
9画
讐
漢検1級
部首:⾔
23画
“怨”で始まる語句
怨
怨恨
怨霊
怨嗟
怨敵
怨念
怨言
怨靈
怨鬼
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菊池寛
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